自律神経失調症・不安障害(パニック障害など)・うつなどでお悩みの方へ

自律神経失調症・不安障害(パニック障害など)などでお悩みの方へ

 

自律神経失調症はどうして起きるの?

私たちの体は、気温の変化や精神的ストレスなど外からの刺激に対して、体内の状態を一定に保とうとする働き(ホメオスタシス)があります。この働きを担うのが「自律神経」で、内臓や血管の収縮・拡張、ホルモン分泌など、すべての器官を調整しています。
自律神経には、「交感神経」と「副交感神経」という相反する働きをする神経が同居し、この2つの神経が綱引きをしながら働いて、体がバランスよく機能しているのです。 ところが、ストレスなどの刺激が長時間続いたりすると、自律神経がそれを排除しようと頑張るあまり、綱引きのバランスが崩れてしまい自律神経失調症を起こすのです。
 

自律神経失調症を発症するまでの経過

脳への血流障害

1、首や肩、背中の深層筋肉が硬くなる。 何らかの原因で首、肩、背中の筋肉が異常に硬直します。原因はストレスであったりハードワーク、生活習慣、姿勢、骨格の歪みなど要因があります。

 

2、筋肉の硬直により脳へ異常な信号が送られる。脳の血流が悪くなる。
筋肉の硬直というのは筋肉に力をいれた状態と同じです。さらに首の硬直で首筋に通る血管が凝りによって締め付けられて脳への血流が悪くなります。

 

3、脳への栄養が不足して脳の機能が失われる。
これまで働いていた自律神経の機能も栄養不足により十分な機能が働かなくなります。細胞や組織、器官への十分な栄養が失われると機能が働かなくのは当然。

 

4、自律神経失調症の症状があらわれる。

一時的な血流障害や身体の硬直であればなんとか機能していた自律神経も長期に及ぶ障害でやがて働きが悪くなり本来の自律神経の仕事をしなくなり症状が現れます。

自律神経失調症改善のポイント

まずは過度の緊張状態にある身体をリラックス

自律神経のバランスが崩れると全身が過緊張状態になり、頭がのぼせたような状態になったり、過呼吸気味になったりしてしまいます。そうなることで不眠やめまい、耳鳴りなどの症状が出てきてしまうので、まずは緊張状態にある身体を緩めていくことが大切になってきます。

ホルモン分泌の正常化を図る

自律神経はホルモンの働きを左右します。
つまりホルモンの分泌状況が正常でないということは交感神経と副交感神経の切り替えがしっかりと行われていないということになります。
自律神経のバランスをとるために必要な事はホルモンを放出する臓器や脳みそに十分に血液を送る必要があります。
そのためには骨盤と背骨に柔軟性をつけて血液やリンパの流れを改善させてあげることが効果的です。

下垂体、松果体の機能の正常化

頭蓋内部にある下垂体と松果体の二つの器官は他のホルモン分泌器官に比べてその過不足によって自律神経失調症の症状を表す原因にもっとも近いとされています。
下垂体や松果体は頭蓋のゆがみによってその働きが妨げられてしまうので、頭蓋が柔軟性を保つように調整していくことが必要です。
当院では頭蓋骨のゆがみの原因がどこにあるのかをしっかり検査します。
頭蓋骨がゆがんでいるからといって、頭蓋骨が悪いということではないのです。
無理やりギュウギュウ押しても頭蓋骨は調整されません。その原因を治すことで脳内の血流が改善し自律神経のバランスが自然にとれるようになってきます。

副腎の働きの正常化

副腎は一般によく知られている「アドレナリン」「ノルアドレナリン」を分泌する器官です。
このホルモンの分泌が正常にできないと、気管支の拡張(大きく息を吸ったり)、心拍数の増加(緊張したり)、血糖上昇(エネルギーの増加)の調節が出来なくなるために、夜は寝ているつもりでも体が休まっていないような状況になってしまいます。
当院にも休んでも疲れが取れないといった方が来院されますが、数回の施術で寝ることで疲れが取れる状態になってきます。

副腎の機能回復が自律神経失調症を改善するうえではキーポイントになってきます。

骨盤の安定化をはかる

上記のようなホルモンの過剰分泌、もしくは分泌不足は、身体の歪みがそれらを司る器官の働きを低下させてしまった結果によって起こります。
ですから、身体全体の歪みを整え働きの低下している器官の働きが正常に戻ることでホルモンの分泌は安定してきます。
つまり骨盤を整えるということは、自律神経の動きを整えるということです。骨盤の動きを整えることによって自律神経はバランスよく働くようになるのです。
骨盤のバランスが整う事で自律神経失調症の症状も改善の方向へ向かっていきます。

 

そもそも自律神経って何?

 

私たちが日々人間として生活しているのは自律神経の働きによるものです。
血液の循環、呼吸、食事の消化吸収、汗をかく、体温調整をする、生殖能力など、すべて自律神経の働きによるものです。

 

自律神経は、交感神経と副交感神経にわかれます。
交感神経は、循環、生殖、大脳、排泄に深く関わっており、副交感神経は、消化器、呼吸、副腎に深く関わっています。
違ったいい方をすると、交感神経の働きが悪いと、やる気、元気、集中力がでない、朝起きれない、という状態になりますし、 副交感神経の働きが悪いと、気持ちが落ち着かない、食欲がなくなる、眠れない、といった状態になります。

 

そしてなにより自律神経にはとても大切な役割があります。

 

それは治癒力です。

 

身体に問題が起こったときにそれを修復するのは自律神経の働きです。
例えば・・・

 

  ・ウイルスが体にはいったときには、免疫を働かせてウイルスを退治する。
  ・腰や膝を痛めたときに壊れた組織を修復する。

 

などは、すべて自律神経の働きによるものです。
ところが、自律神経のバランスが乱れてうまく働かなくなると、ありとあらゆる異常が身体に起こり始めてしまいます。

 

自律神経の乱れはあらゆる不調の原因になります。

 

うつ病の原因は交感神経の働きが悪くなるのが原因です。

 

交感神経の働きが悪くなると、バランスとして副交感神経の働きが強くなりすぎてしまうために、やる気がでない、体が重い、そんな状態になります。

 

動悸、息切れは交感神経の異常が原因です。心臓の動きをコントロールする交感神経が過剰に緊張してしまうと、心臓の鼓動が早くなりすぎてしまうことがあるのです。

 

不眠は、交感神経、副交感神経のいずれかがの働きが悪くなったときに脳の血行が悪くなるのが原因です。

 

不調の起こり方は、体質、生活習慣によって個人差がでますが、自律神経の乱れはあらゆる不調の原因になるのです。

 

 

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